あきらめて帰るか、それとも外で客引きをするか ─── 真冬の夜はかなりツライ ─── 迷っていると、グラスを手にカウンターの側の壁にもたれている少年を見つけた。 和臣に紹介すると約束した『キレイな子』である。 珍しく今日は誰にも声を掛けられていない。 (さしもの美人もこの混みようじゃね………)ボッテガ財布
なるべく人にぶつからないようにナオはカウンターへ近寄る。 「レイ、」 ナオに気づいた『美人』は軽く頭を下げた。真っ黒で癖のない髪が揺れる。整った薄めの唇の両端を少し上げ、微笑んだ。ナオはちょっと見惚れる。 (………これなら臣さんだって、落ちる) にこっとナオは笑った。 「なに飲んでるの、それ、」ボッテガ長財布
「バラライカ。すっごい混んでますね、今日」 「たまにはこれぐらい混まないと、店潰れちゃうからいいんじゃない?ま、仕事にはなんないけどね、………河合さん、僕もレイと同じの」 カウンターの中に声を掛ける。河合と呼ばれたバーテンはうなずき、手早くカクテルを作り出した。その様子を見つめるナオをレイは不思議そうに眺めた。
ナオは変わっている。少なくともレイはそう思う。ヘヴンに出入りするようになって2日目、初めて言葉を交わした。 (いくら?) (えっ………?) 中学生ぐらいにしか見えない少年に話しかけられて正直、面食らった。しかも内容が内容だ。 (いくらって訊いてるの、きみの値段。それと名前、教えて?)ボッテガヴェネタ
(あの、レイ………です。えっと、値段は………) (そういうときは「高いよ」って言うんだよ。せっかくそんな美人なのに安売りしたらもったいないだろ、) ボックス席の近くでこっちを見ながらにやにやと笑う少年たちがいた。その少年たちが『同業者』で、昨日の夜レイが相場で売った(・・・)ことを知っているのだ、と気づいた。 おそらく、仕事が初めてで値を吊り上げることを知らない、と嘲笑しているにちがいない。 頭に血が上り、ボックス席に向かおうとしたレイの腕を掴んで、ナオはカウンター席に座らせた。http://www.bottegaveneta2013.asia関連記事:
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